海外では思わぬ日本製品が人気を集めています。それがコタツです。季節外れな話題ですみませんが、日本人の立場からすると「えっ、コタツって日本固有のものなの!?」って思ってしまいますね。

そもそも室内で靴を脱ぐ習慣自体、諸外国ではあまりありません。土足の習慣がある国でコタツなんて考えられません。ということで、冬に来日してコタツにはまったり、日本のTV番組を見てコタツに興味を持ったりで、わざわざ輸入したりする人たちが増えているんだとか。当然、土足文化はなくなります。

コタツにもいろいろありますが、新築やリフォームで掘りごたつを設置することも間々あります。純粋なコタツとダイニングテーブルの中間的なアレです。

掘りごたつにも幾つかタイプがあって、床下収納庫みたいに、使わない時は床板で隠して、使う時は床板を外すタイプもあります。固定型のテーブルを中央に置くタイプと比べると、人や物の移動がしやすかったり、掃除がしやすかったりといったメリットがあります。

ただしこのタイプには思わぬ落とし穴もあります。この時期は床板でふさいだ状態のまま使っていますから、寒くなり始めてそろそろ使おうかなと思った時に、「!!!」となることも。

「!!!」の正体、それはカビです。湿気の高い時期に空気の流入のない閉め切った狭い空間が長期間放置される、ま、結果は自ずと分かりますね。

ということでカビ対策を講じましょう。乾燥剤をこれでもかというぐらい放り込めば大丈夫。万全を期すなら定期的に床板を開けて通風を。それが嫌なら普通のコタツを使いましょう。